日本のお茶

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日本のお茶

多種多様なこの国のお茶

日本の総面積は約38万平方キロメートルで、中国の雲南省とほぼ同じ広さです。

その中で抹茶 煎茶 玉露 釜炒り茶 番茶 ほうじ茶 後発酵茶など、さまざまなお茶がつくられています。近年では紅茶が再び注目され 白茶や烏龍茶など新たな茶づくりも広がり、さらに多様になっています。

写真は四国・高知県「碁石茶」。蒸した茶葉を二段階で発酵させる伝統的な後発酵茶で 中国・雲南省の少数民族 布朗族(プーラン族)がつくる「酸茶(スアンチャ)」との類似性が指摘されています。乳酸発酵を伴う製法や形状 酸味のある味わいなど両者には興味深い共通点がありますが、なぜこんなお茶が高知に?

輸出向けの紅茶生産が発展した国々とは異なり、日本では長く 国内でつくられたお茶を日常的に飲む文化が育まれてきました。それが地域ごとに異なるお茶や製法が生まれ 受け継がれてきた理由のひとつなのかもしれません。

蒸す 炒る 揉む 焙じる 遮光する 発酵させる。これほど多様な製茶文化が限られた国土に高密度で共存している例は、世界的にもそう多くはないのではないでしょうか。

どうやらこの国には 私たちが思っている以上に多様で個性豊かなお茶があるようです。これから生まれてくる新しいお茶も含めて、この国ならではのお茶を探していきたいと思っています。