7TEA TYPES

7つの茶種

多種多様なお茶を「製法・品質」により6種の基本茶類に分類する「六大分類法」が 1978 年中国安徽農業大学の陳椽教授(故)により提唱され、混沌としたお茶の分類に秩序が生まれました。

私たちはこの考え方に敬意を表しつつも、皆さんにお茶をシンプルに理解していただき親しみを持っていただくため、「茶葉の持つ酸化酵素の活用法と個性」をキーワードにお茶を7つの色グループに分けました。

酸化酵素を働かせることをここでは発酵としますが、これはヨーグルトや醤油のような微生物による発酵ではなく、茶葉に含まれるタンニンを酸化させることを指します。

GREENNo.1緑茶

茶葉を摘んですぐに加熱し酸化酵素の働きを止めて作った不発酵茶を指しますが、ほんのわずかに酸化発酵を促し特徴ある香味を引き出したものもあります。新鮮な味わいのものが多く、東アジアでよく飲まれます。煎茶、抹茶や玉露など日本が誇るお茶たちもやはりこの仲間。ちなみに、緑茶を焙煎し茶色になった焙じ茶や京番茶もやはり緑茶です。

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WHITENo.2白茶

茶葉を揉まず、日に干してほとんど自然乾燥させるだけの単純な製法の微発酵茶。とはいえ、酸化酵素を適度に働かせながら乾燥させる必要があり、実は非常に高い管理技術と原料の質が問われるお茶。すっきりとした柔らかい甘みが持ち味です。強い抗酸化作用が認められており近年特に注目のお茶。美容関連商品への利用も増えています。

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YELLOWNo.3黄茶

種類も生産量も少なく、なかなか本物に出会えない貴重な弱後発酵茶です。基本的には緑茶と同じように作りますが、その途中でじっくり火入れ乾燥させる「烘培」という工程と、茶葉を高温多湿の環境に置いて湿熱反応を促す黄茶だけの工程「悶黄」を経て仕上げられるお茶。個性的な厚みのあるまろやかな香りと口当たりが特徴といえます。

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BLUENo.4青茶

茶葉の酸化酵素をある程度働かせて作ります。緑茶と紅茶の中間に位置するお茶とも言え、烏龍茶に代表されるいわゆる半発酵茶。非常に複雑で芸術的な製法で、発酵度合いも様々、その味わいや香りのバリエーションも実に豊富でかなりの個性派揃いです。福建、広東、台湾が主な産地ですが、日本でも烏龍茶作りをする方が増えてきました。

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BLACKNo.5黒茶

緑茶の製造工程の後、茶葉の酸化酵素ではなく乳酸菌や麹菌などのチカラを借りて発酵させる後発酵茶。日本の碁石茶、中国の普洱茶がその代表ですが、普洱茶には時間をかけて自然発酵させる生茶と近代製法で強制発酵の熟茶があります。健康維持に有用な機能性が期待できるうえ、上質なものは長い年月寝かせて風味の経年変化を楽しめます。

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REDNo.6紅茶

茶葉の持つ酸化酵素の働きを最大限活用した強発酵茶。発酵による芳醇な香りに特徴があります。発酵度合いで言うと緑茶の対極にある世界で最も飲まれているお茶。品質や価格で長らく外国産に押されていた国産の紅茶ですが、近年は和紅茶として認知され、驚くほど上質で個性豊かなものを多く見かけるようになり目が離せなくなりました。

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OTHER / FLOWER TEANo.7茶外茶 / 花茶

麦茶、そば茶、マテ茶、ルイボス茶等、チャノキ(茶)以外から作られるのに茶と呼ばれるもの(ノンカフェイン)を茶外茶と言います。茶ではないのに茶と呼ばれるものが多くあるのはお茶がそれほど身近だからでしょう。花茶とは、ジャスミン茶のように茶葉に花を入れたり香りを移したりしたものですが、花だけのものもあり様々です。

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